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ご注意!ウィニーだけが危険なのではありません。(2006/07)

Winny だけがファイル交換ソフトではありません。

ファイル交換ソフトは、アメリカの大学生が開発した「Napster(ナプスター)」が始まりといわれています。音楽ファイルの交換目的で開発され、その後企業化を図るも、著作権侵害として提訴され、現在は、Napster社として有料の配信サービスを行っています。

現在社会問題化してきたファイル交換は、日本では「MinMX」から広まりだしたといえるでしょう。その後「Winny」が登場しました。両者はサーバー・通信環境の技術的な仕組みが違います。「MinMX」は、中央サーバー型といわれ、サーバーがファイルの交換を介していますが、一方、「Winny」は管理するサーバーが存在せず、インターネット上で「Winny」で接続しているパソコン同士が、縦横無尽につながった状態になっています。(ファイル交換という感じではありません)

「Winny」を媒介して感染するウイルス「Antinny」は、感染すると、パソコン内のファイルを「Winny」に公開してしまいます。具体的には、「Winny」に接続している他者から、意図しないファイルまで自由にダウンロードされてしまうということです。一人もファイルを持っていかないうちに自分が気づけば事なきですが、一人でも誰かがファイルを持っていった後は、そこからインターネット上の「Winny」ユーザーすべてに広がっていってしまいます。こうなったら、もうファイルを回収することは不可能です。

「Winny」ユーザーも、ダウンロードするまではファイル名だけが頼りです。どのファイルが(例えば)防衛庁から漏洩したファイルかは、ダウンロードして開くまでわかりません。防衛庁などが漏洩した内容の公表を控えるのは、その内容からファイル名を予想できると、漏洩がさらに拡大するおそれがあるからです。

Winny だけが大きな社会問題になっていますが・・

政治家の方が会見で「ウィニーを使わないことが防止策です」というような事を言い、問題視されましたが、まったく言葉たらずで、誤解を招き非常に危険です。

ウィニーが危険なのではなく、そもそも、業務用のパソコンに、個人目的の好き勝手なソフト利用を黙認していたり、重要な業務データを自宅に持ち帰ることを管理していない体制こそが問題ではないでしょうか。それこそ、「ウィニー禁止」と社内規則を作っても、「これはウィニーではありませんから・・」などと他のソフトを使用する社員がいたら、また同様な問題が発生します。

特に経営者の方は注意が必要です。事故が起きてからでは、知らなかったでは済まされません。

業務上、多数の企業様のパソコンの利用環境を見ていますが、ウィルス等に対するのリスク知識が少ない社員様ほど、デスクトップデザインなどをはじめ、好き勝手にソフトをインストールしているというような傾向が見られます。これらの延長線に大きな危険が潜んでいる可能性があると思われます。